猫用トイレも様々ですが、システムトイレの便利さを知り、しばらくアイリスオーヤマの楽ちん猫トイレと、ユニチャームのデオトイレを使ってきた我が家。
この度引越しに伴い、ずっと悩んでいた花王のニャンとも清潔トイレを購入する運びとなりました。
せっかくですので、3つの猫トイレの大きさやデザインの違いなどを比較してみます!
使いやすいのはどれのトイレ???
にゃんとも・楽ちん・デオトイレの大きさを比較!
狭い廊下で申し訳ないのですが、3つの猫トイレを並べてみました!
画像手前から、
- ユニチャーム『デオトイレ』
- 花王『ニャンとも清潔トイレ』
- アイリスオーヤマ『楽ちん猫トイレ』
です。
ぱっと見で一番大きいのは、3番目・オレンジカラーの楽ちん猫トイレですね。
すのこ下のトレイが、他の2点と比べて深さがあるので、その分トイレ自体に高さがあります。
デザインや色が一番好きなのは、一番手前のデオトイレ。
清潔感のあるオフホワイト(真っ白ではない)、丸みを帯びたデザイン。
一番コンパクトに見えるのは、真ん中のニャンとも清潔トイレ。
反対側から見比べてみると…
やっぱりニャンともが一番小さく見えますよね。
ところが、実際に3つのトイレのサイズ(幅×奥行×高さ)を比較すると…
ニャンとも清潔トイレ 本体サイズ :40×55×43(cm)
デオトイレ 本体サイズ:40.5×54×43(cm)
楽ちん猫トイレ 本体サイズ:40.5×52.5×49.5(cm)
楽ちんの高さ以外は、そんなに大差ないんです。
にゃんともとデオトイレに至っては、ほぼほぼ一緒!デザインやカラーで大きさの見え方もぐっと変わりますね~。
にゃんとも・楽ちん・デオトイレの違い、メリットやデメリット
我が家で試した3つのシステムトイレは、におい漏れの軽減とプライバシー(?)を考慮して、全てドーム型。
砂かけが激しい猫ちゃんはドーム型だと飛び散りも減らせます。
基本的な構造はどれも一緒で、本体上部のドームを外すと、すのこ状になった本体下部、その下にはトレイがあって、シートやマットを使って尿を受け止める仕組み。
アイリスオーヤマの楽ちん猫トイレは、尿を吸ったら崩れるウッドチップを使うので、トレイが深型になっています。
なので、同じくアイリスオーヤマから発売されている「1週間取り換えいらずネコトイレ」のほうが、にゃんともとデオトイレに近いタイプといえます。
一番最初に購入した、楽ちん猫トイレはドームの半分がパカっと上に開けられるタイプ、次に購入したデオトイレは、ドームの半分をくるっと回転して開閉できるタイプでした。
ですが、今回購入したニャンとも清潔トイレ(画像中央)のドームは開閉不可。
毎日のトイレ掃除の際にはこれがちょっとマイナス点。
我が家の猫(にゃーち♀)は【大】をトイレの奥側にするので、毎回掃除の際にドームを外して、どこかに置いて…というのはネック。(トイレおいてる場所が狭いのが問題なんですけど)
ただし、ニャンとものドームはパカっと被せているだけなので、外しやすく、丸洗い時は洗いやすく乾きやすいという利点もあります。
ニャンとも清潔トイレのメリット・デメリット
花王のニャンとも清潔トイレは、良い意味で変に可愛いすぎない、シンプルなデザイン。(グッドデザイン賞取ってます!)
2019年3月にリニューアルしていて、より使いやすく猫にも優しい構造になってます。
↑引き出しはトレー下部に出し入れするんですが、前後を入れ替えることができるようになってます(旧タイプはできなかった)。
入口の高さも、子猫や高齢猫が使いやすいように13.5cmと低めに設計。
すのこ面は広く、穴も大きすぎず細かすぎず。
(画像のスコップは旧タイプ)
スコップは現在デザイン変更されています(2019年3月~)
このすのこ、つるつるではなくちょっとざらっとした素材なんですが、傷が付きにくくてしっかりしています。
(実はデオトイレのすのこが、チップが固いこともあって傷がつきやすく、臭いが染みついて取れにくくなってたんですよね)
耐久性はかなり期待できます!
専用チップ
使用する専用チップは木材ベースで、固まったり崩れたりしないタイプ。(濡れるとちょっと膨張します)
チップは1Lあたり226~234円ほど。
極小・小さめ・大きめの3サイズ展開で、猫の好みに合わせて選ぶことができます。
香料や抗菌剤は不使用なので安心!
お住まいの自治体にもよりますが、燃えるゴミとして処理できるのは助かります。
でも詰まりの原因になるので、トイレに流すことはできません。
専用シート・マット
ニャンとも清潔トイレは、専用の脱臭・抗菌シートかマットの2タイプを選ぶことができます。
以前は専用マットのみでしたが、使いやすい専用シートも登場。
どちらも一週間取り換えいらずで、マットは1枚あたり94~98円、シートは1枚あたり112~129円といったところです。
(まとめ買いすればもう少し安くなります)
うちでは代用シートを使ってます↓
楽ちん猫トイレのメリット・デメリット
アイリスオーヤマの楽ちん猫トイレは、私が知る限り最長の、2週間お手入れいらずの猫用システムトイレ。
楽ちん猫トイレの純正チップ(消臭・抗菌パインサンド)は濡れると崩れるため、深型の専用トレーでキャッチする仕組み。
まぁ、そうはいっても【大】は毎日掃除が必要だし、実際2週間もほったらかしにはできないんですけど…。
トイレ本体は工夫を凝らした設計で、ドームは半分開閉できて掃除しやすく、肉球に挟まった砂を落とすマット、入口ドアなどは不要なら取り外して使えるようになっています。
カラーはオレンジとグリーンの2色展開なのが残念なところ。
すのこは面の幅は普通、穴はちょっと小さめで、崩れたチップが詰まりやすいのがネックです。
(穴が大きすぎると無駄にチップが下の落ちてしまうのでこれがベストなんだと思います)
スコップの穴は…大きすぎ(笑)
ブツと一緒に、汚れた砂ごとスコップで取り除きたいのに、穴から砂が(時にはブツまで)落ちてしまいます。
中の砂落としマットを外したらスコップの収納場所がなくなるのもマイナス点。
専用チップとトレー
楽ちん猫トイレで使用する専用チップは、おしっこを吸収すると崩れて粉末になるタイプのパインサンド。
サンドは一袋3.5kg入り、1kgあたりおよそ193~200円ほど。
チップの大きさは選べません(ニャンともの大粒サイズに近いです)
100%天然木を利用しているので安心して使えるほか、自然の消臭効果も発揮してくれます。
深さが約5cmもあるトレイには専用の紙トレーをセットし、2週間分の木粉をキャッチ。
あとはトレーごと捨てるだけでほんと楽ちん!(最初からゴミ袋もセットしておくとさらに楽ちん!)
崩れるタイプの猫砂派には、使い勝手のよいトイレだと思います。
Agトレーは1枚あたり126~172円あたり。1袋に3枚しかはいってませんが、最長2ヶ月分になります。
トレーだと捨てる時にちょっと邪魔だったので、うちではちょっとアレンジして使ってました↓
デオトイレのメリット・デメリット
リニューアル後、シンプルながらコロンと丸みを帯びた可愛らしいデザインとなった、ユニ・チャームのデオトイレ。
ドームの開閉、遊び心あるデザイン、そして色も一番好みです。
詳しいレビューはこちら↓
すのこの面はすこし狭めで素材的に傷が付きやすく(サンドも固い為)劣化しやすいのがネック。
スコップは可愛いんですが、穴がやっぱり大きい。(ただし、スコップの角で少量の砂を取る事ができるようになっています)
スコップの収納場所が、内側・外側・後ろ側にあるので、置き場所に困らないのは◎。
専用チップ・シート
デオトイレ専用の砂は、固まらない・崩れないタイプで、ゼオライト&シリカゲル、紙、シリカゲルと種類を選ぶことができます。
私が使っていたのは王道のゼオライト&シリカゲルタイプで、前の住まいでは不燃物扱いでした。(紙タイプは燃えるゴミで処分できます)
もちろんトイレに流すのはNGです!
1Lあたり244~330円ほど。
トレイは1cmほどと浅いので、崩れるタイプの猫砂は不向きです。
ユニ・チャームでは「デオサンド」も販売されていますが、こちらは固まるタイプの猫砂なので、システムトイレで使う意味はないです。
デオトイレの専用シートは、1週間交換不要。
抗菌剤&ねこ専用の消臭マイクロカプセル配合で防臭・強力消臭してくれます。
シートは1枚あたり68~87円くらいです。
ふんわり香るタイプの砂とシートもあります。
まとめ:余談ですにゃ
3タイプのシステムトイレを使ってみましたが、どれも一長一短あって、ランキングにするのは難しいです。
トイレ自体はデオトイレが好きですが、専用チップやすのこはニャンともが好き。
ごみ捨てしやすくて、お手入れしやすくて、ザ・トイレ感がないのが理想です。
ちなみにニャンとも清潔トイレにはAmazon限定カラーが、デオトイレにはダークグレー(ハーフカバーはミントブルーとAmazon限定ホワイト)が追加されているので、要チェックですよー!
次に買い替える時はニャンとものホワイトを狙うつもりです!