ふと撫でていた猫の乳首周りの皮膚に、なんだか黒い点々とした汚れを見つけることがあります。
カサブタのような小さなぶつぶつだったので、初めてみた時は「まさかダニ?!」と焦ったものですが、
よく見ると、ただの汚れ。
でも軽くこすっても落ちないくらい、皮膚に張り付いているんですよね。
診察ついでに伺ってみたところ、いわゆる猫ニキビ(アクネ)と同じような、毛穴の汚れだということ。
今回は、猫の乳首周りやお腹の皮膚に黒い点々とした汚れの原因と落とし方の注意点をまとめてみました。
ウェットティッシュを使用する危険性についてもご紹介しています。
猫の乳首周りに見つかる汚れ、黒い点々の正体は?
我が家の猫(にゃーち♀)はマメにグルーミングする子ですが、長毛種よりのMIXなので、どうやら毛が邪魔して乳首周りを綺麗にできていない模様。

お腹を触られるのが苦手な猫の場合は難しいですが、そうでなければ、時々おっぱいチェックさせてもらいましょう。
うちの猫、こんなうたた寝状態の時はチャンスなのです↓
(すやぁ)
触って、と言わんばかりの仰向けですもんね。いざ!(笑)
あっ!その前に。
※警告※
トライポフォビア(点々とかブツブツ恐怖症)の方はここで離脱してください!
私も小さな集合体苦手だけど、
親バカだからか汚れだとわかっているからか、そんなにひどくないからか、これは平気なんだけど、一応、警告しましたからね?!
知らないからね!?(←文句言われるの怖い)
(もうちょっと行間あけないと、スマホなら表示されちゃうかな?)
じゃあちょっと余談挟むけど、オスにも乳首あるからね!
つまりオスでも乳首汚れしちゃってること、あるからね!
(もう大丈夫だよね?トライポフォビアの人残ってないよね?)
んじゃ、いきまーす。
毛をかき分けて乳首を探すと…

ズーム↓

しっかり汚れとるw(飼い主の怠慢でした!すみません!)
おへそのゴマ的な感じですよね。
耳垢とは違って、しっかり皮膚に張り付いているので、簡単にふき取ることができないんですよね、これが。
汚れの原因は猫ニキビ(猫のアゴにできる黒い点々)同様、汚れや皮脂腺の分泌物。(&細菌)
体質によって汚れが出やすい子とそうでない子がいるそうです。
皮脂汚れの落とし方。ウェットティッシュの使用は要注意?!
顎ニキビ同様に、乳首周りの皮脂汚れも、ぬるま湯でしめらせたコットンや綿棒で優しく拭き取っていきます。
強くこすると炎症を起こすこともあるというので、一度で無理に落そうとせず、日をわけて取り除いています。
おしりふきに保湿剤としてよく使用されるPG(プロピレングリコール)は、人間や犬に害がない量でも猫には危険な成分です。
また、猫や犬はアルコールを体内で分解できないので、「エタノール」が入っているものもNG。
猫にウェットティッシュを使う時は、赤ちゃん用なら安心、ということはないのでご注意ください(>_<)
私がよく使っているのはDAISOのベビー用綿棒↓

完全にパケ買いなとこありますが、普通の綿棒(右)と比べてもかなり小さいので、細かいとこ(ちょっと見えてる鼻〇ソとか)にも使えて便利です。
私はお湯を沸かしてますが、ベビーオイル・オリーブオイルを使ってもOKだそう。
こすり取るというより、濡らした綿棒をそっと当てて、皮脂汚れを溶かし取るイメージでやってます。
乳首の裏も要チェック?!
今回は1箇所だけ乳首周りに黒い点々が見つかりましたが、実はこうやってきれいに見える乳首も…

めくってみると、汚れが付いてることが!

乳首についてる汚れは、耳垢みたいな感じで、やや硬くなってたものの、比較的簡単に取れました。

湿らせた綿棒をそっとあてて、汚れをふやかして・・・

1回では取り切れませんでしたが、綿棒の反対側も使って2回で綺麗になりました!

点々のほうも、もう1回チャレンジしたかったんですが…
「ちょっと、何さっきからデリケートゾーン触ってんのよ!んもぅ…」
とご機嫌斜めになってきたので、また明日…
(ほらね、毛の上からしかグルーミングできてないし)
ちなみにうちはシャンプー苦手&高齢になってきたこともあって、現在はお風呂はナシ派です。
入れても入れなくても変わりないんですよねー(汗)
なのでこうやって、普段見えないところのチェックをさせてもらってます。
乳首周りの汚れについてのまとめ
そんなわけで、今回は『猫の乳首周りに黒い点々が…!原因や落とし方の注意点』についてのご紹介でした。
皮脂汚れの場合は、ぬるま湯に湿らせたコットンや綿棒で優しく落としてくださいね。
判断に迷う時は獣医師に相談を。
意外にも、オス猫に乳首が付いてる思わずに、お腹にニキビみたいなのがあるんだけど何…!と慌てる方もいらっしゃるようでw
(去勢・避妊をすれば、乳首が取れる場合があるのだとか。また男の子の乳首は小さいそう)
私も猫の乳首は8個だと思い込んでいたら、なんと6個~12個と個体差があるのだそう!
まだまだ知らない猫の世界がありそうです…