猫が夜泣きする原因には、発情期や認知症などの他にも、
- 寂しい、不安
- 遊びたい、かまってほしい
- トイレに行きたい
- おなかが空いた
といった飼い主さんへのアピールが込められていることも少なくありません。
我が家の猫(にゃーち♀)は野良猫として大人になっていたため、どちらかといえば夜型気質。
昼間はほとんど寝ているので、夜のほうがお腹が空いちゃうんですよね。
明け方よりまだ早く、3時~4時くらいには「ごはんが食べたい」と訴えてきます。
以前はタッパーに夜食を用意しておいて、起こされた時にカリカリを出してあげる、ということをしていたんですが、就寝時間が12時~翌1時頃の私にはちょっとツライものが。
そんなわけで、我が家では猫の夜泣き対策として、自動給餌器を活用しています。
果たしてその結果は…?
自動給餌器って長時間のお留守番用よね?
猫と暮らすようになってから、基本的には家族総出の外泊はなし、法事関連でやむを得ない場合でも1泊のみ、というライフスタイルになった我が家。
その1泊留守にしてしまう際や、朝から晩まで長時間家を空けてしまう場合のごはん対策として活躍してくれるのが、自動給餌器(読み:じどうきゅうじき)。
機械でごはんをあげるなんて、愛のない行為だわ…!
なんて心の声も聞こえてきますが、でもでもでもでも!
にゃーちの言い分はこうです↓
「機械とか構わないけど。ごはんないほうがもっと嫌なんだけど」
(なんならずっとでてくればいいのに)
…ですよね。
そんなわけで、我が家では自動給餌器【わんにゃんグルメ】が鎮座しております。
※わんにゃんぐるめは現在生産終了しています
購入のきっかけは夜泣き対策
夜泣き、というよりは明け方鳴き?
我が家に迎えて間もなくの頃は、朝4時~5時くらいになると、超早起きのにゃーちはにゃーにゃーにゃーにゃー。
猫は生まれつき、明け方と夕暮れに活動することが多いとのこと。
そっか、狩りをする時間なのか。
(確かに昼間は寝てばかり…)
なだめたり構ったりしておとなしくなるならいいけれど、これはどうも「遊んで」の合図ではなく、ごはんの催促…。
(にゃーちの場合、遊んで欲しい時はおもちゃを加えて「アオーン」と鳴くか、部屋中をダッシュ)
お留守番用としていずれ必要になるだろうし、自動給餌器で夜泣き対策もできたらよくない?
そう、我が家では、そもそも夜泣き対策用として自動給餌器の購入に至ったのです。
わんにゃんグルメの口コミレビュー
当時(2013年)は、今みたいなおしゃれな機種や種類があるわけじゃなかった自動給餌器。
色んな口コミを見て、耐久性の良さそうな「わんにゃんグルメ(CD-600)」に決定しました。
ちょっと(かなり)大き目サイズなので場所をとりますが、まず、にゃーちが破壊することもなさそうなしっかりとした造り。
お値段もなかなかですが、安物買いの…となることは避けたいのでここはちょっと奮発です。
(乗らないでください…)
こちらがセット一式。
(トレーは2枚セットです)
- 225×366×325mm(幅/高/厚)
- 質量:約3kg
- AC電源ケーブル(噛みつき防止対応)約1.8m
- タンク容量約700g(ドライフード専用)
- 24時間タイマー(毎日5回分)
- 1回の給餌量を約5~80gまで (5gきざみ)設定可能
- フードトレイは着脱可能(タンクも取り出して洗えます)
フードトレイや中のタンクを取り出して洗えるのは絶対条件ですが、
購入の決め手はフードの量を5g刻みで設定できること。
明け方の早弁に、10gにカリカリでは多すぎるな、と思ったからです。
わんにゃんぐるめの使い方や設定方法
わんにゃんぐるめ(以下略:わんにゃん)は、AC電源のみ。
幸いなことに、外出時に停電になったことがないので助かってますが、やはり万が一の際は電池給電に切り替わる2way方式であって欲しいところ。
コードは1.8mと長めで、噛みちぎりを防ぐため太いカバーで覆われてます。
本体には電源スイッチがあるので、コンセントを指しっぱなしでもON/OFFが可能。
コードの差し込み部分はかなり大きいので、設置場所としての奥行は45cmほどでみていたほうがいいです。
ちなみにコンセントを抜いても、電源を切っても設定した内容は記憶される嬉しい配慮。(これがいちいちリセットさせると厄介なんですよね)
本体上部の蓋は少し回転させて外します。
カチッとロックさせるわけではないので、頭の良い子は器用に開けてしまうかも?(うちでは開けられたことないです)
OPENまで回さなくても半分くらいで開いちゃう(笑)
パッキンとかはないので、密封されている状態ではないです。
なので、1泊空ける時以外は早弁用のカリカリをちょっと入れてるだけ(一応多めに)
自動給餌器の中には、ある程度の量を入れないと作動しないものもあるので、ここはおすすめポイント。
密閉されない容器をフードストッカーとして使うわけにはいかないですもの。
ちょっとずつ入れてたほうがこまめに丸洗いしやすいですし。
(ただし、縁起でもないことをいうと、フードを多めに入れておくと万が一の際にもしばらく給餌してくれるっていう保険的使い方ができます…)
タンクは上に引き抜くだけで取り外せませす。
このフードタンクの形状が、他の給餌器と比べたらめちゃめちゃ洗いやすい↓
(歯車のとこが乾くのには時間がかかるけど)
ちょっとわかりづらいかもですが、タンク内部はフードが約5g程度入る溝があって、回転するごとに給餌される仕組み。
カリカリがでてくるところは、シリコン?ゴム?みたいな少し柔らかいひらひらがついてます。
このひらひらでフードを押さえて(擦切って?)、回転すると溝に溜まったフードが落ちる。
今まで一度もフードが詰まったり出なかったりしたことがなく、とっても優秀!
でもまれにフードがうまいこと挟まったまま回転しちゃうことがあるのか、タンクを取り外した本体内部にカリカリがいることも。
タンクを取り外した内部の状態がこちら↓
基盤の下あたりに見える茶色い部分になぜか1~2個カリカリが落ちてることが…(汗)
わりばしで取り除いて、除菌シートを使った松井棒(古い?)で拭き拭き。(カビの原因になるからしっかり乾かして)
ちなみにフードの出口は大き目なので、ハングリー精神の強い子なら数粒ゲットできちゃうと思います。
あと、ちょっと当たったり動かしたりした拍子に、1~2粒おむすびころりんしちゃうことも。
(この撮影中にもでちゃった)
わんにゃんぐるめの設定方法など
わんにゃんの取説はちゃんと日本語なので、読んでわからないということはないんですが、
操作方法を覚えるのはちょっと苦戦した、というか頻繁に設定することがないからすぐやり方を忘れちゃうんですよね。
3つのボタンで操作をするので、直感的にできないというか。
時間や給餌量の設定はメニューボタンを長押しして、設定モードに切り替えてから、
セット1⇒時間(時・時・分・分)⇒給餌量(F-1~F-16、OFF)
セット2~5⇒繰り返し
という感じで変更していきます。
UPボタンで数字を変更して、Shiftボタンで次の数字へ…の繰り返しですね。
UPしかないので、うっかり押し過ぎたら0に戻るまで押さなきゃなんない、それぞれ何時に何グラム設定しているのか、ボタンを合わせないと確認できない、というのがネック。
(慣れるとなんてことはないし、設定時刻と量はメモに書いてフタの上に貼ってます)
ボタンが少ない自動給餌器はどうしてもそうなっちゃいますよね。
スマホ設定できる機器のほうが操作性はよい、といえるんですが、そもそもWi-Fiやスマホ設定が苦手な場合はそうともいえず…。
☆5gから給餌できる自動給餌器ランキングはここからチェック↓
わんにゃんぐるめCD-600は生産終了…
わんにゃんぐるめは韓国製ですが、メーカーは世田谷区に本社を構える山佐時計計器。
歩数計のパイオニアメーカーで、万歩計の他、ストップウォッチや体重計などの開発・販売を手掛けているだけあって、なんと我が家のわんにゃんぐるめの時計は購入した当初に一度設定したっきり!!
途中2年ほどはたまにしか使わずにほぼ放置したり、電源もコンセントも切ったり抜いたり、引っ越しだって3回してるのに、現在の時刻は10分遅れているだけ。
(しかも最初の設定で正しく時計を合わせたわけじゃないのに…)
自動給餌器の時刻がずれたり止まったりするのって致命的じゃないですか。
7年もの間、他の給餌器に買い替えなかった理由はここにつきます。
残念ながら現在は生産終了となっていますが、素敵なデザインで復活していただけたらなぁ、なんて思ってもいるのです。
自動給餌器で夜泣きは止まった?
お腹が空いた時だけの夜泣きではないので、完全に、とは言えませんが…
圧倒的に夜泣きしなくなりました!!!
ただ一つ欠点は、眠りが浅いと、自動給餌器の「ウィーーン、ザザザザザッ」っていう音と、にゃーちがそれに反応してソファなどから飛び降りる音で目が覚めてしまうこと。
置き場所にもよりますし、私は割とすぐ目が覚めてしまうほうなので、これは仕方ないのですが…。(爆睡してて全く気付かないこともあります)
タッパーに入れたカリカリをフード皿に移す作業がなくなったこと、枕元にふわーんとカリカリの匂いが漂わなくなったことを考えれば、メリットのほうが大きいです。
カメラはついてませんが、猫が機械の前にいることもそうそうないので、そこは気になりません。
機械の前にいることはあまりない…
あれ?
(念じても出ませんよ?)
feedボタンを長押しすれば、手動でごはんを出すこともできます。
(明日からいい子にします。だからごはんをください)
5回分の時間を設定しておいて、フードの量を「OFF」にすることもできるので、お留守番の時はフードの量だけ設定し直す、という使い方もできます。
(時間になったらごはんでる?)
使い始めの頃はにゃーちも若かったので、やたらと自動給餌器を気にしてましたが、
今では、「はいはい、音が出た時だけごはんがでるのね」って
そんな感じです。
まとめ:余談ですにゃ
そんなわけで、猫の夜泣きが「お腹がすいた」サインであれば、自動給餌器はかなり有効。
だけどその分、朝のご飯の量を減らすなど、トータルでのカロリー摂取量が増えないように調整する必要があります。
また、自動給餌器によってはカリカリの出口から盗み食いをすることも…!
(これぞほんとの泥棒猫…)
わんにゃんグルメの場合、にゃんこの頑張り次第では1~2粒ゲットできるようです(笑)
食いしん坊さんがいるなら、盗み食い防止設計の自動給餌器がおすすめですよ!
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