猫のダイエット

猫が太る原因・あまり食べないのに痩せないのはどうして?

ぽっちゃりとした体型の猫はそれもまた可愛いのだけれど、肥満は猫のためにあらず。

…ですよね。うん。

太り過ぎは良くないってことぐらいわかっているし、

太らせようとしてきたわけでもない。

それなのに、いつのまにか理想体重をオーバーしてしまったのが、我が家の猫(にゃーち♀・推定9歳)。

いつのまにか太ってきた猫

とうとう獣医師さんにも「ちょっと痩せようね」と言われてしまい、本格的にダイエットに取り組むことになってしまいました…。

そこで今回は、どうして猫は太ってしまうのか、また食事量は決して多くないのに猫が太っていく原因は何なのか、まとめてみました。

猫の理想体重は個体差があり、それぞれ成長が止まる満1歳頃の体重が基準とされます。(大型種は成長が緩やかなので~2歳頃)

理想体重の107~122%で体重過剰123~146%で肥満といわれるので、理想体重がわからない場合は獣医さんに相談してみてくださいね

猫の肥満度を判定する方法はこちら↓

猫の肥満を見た目で判断する方法
うちの猫太ってる?肥満を見た目で判断する方法&理想体重の求め方を解説!猫がぽっちゃりなのか肥満なのか、体重だけで判断することはできません。そこで肥満度を見た目で判断するBCSを使って、猫がどれくらい肥満なのか、また理想体重はどうやって計算すればいいのか、解説します。...

 

猫が太る原因は主に4つ!

基本的に太る原因は人も猫も同じで、消費するエネルギーより摂取するエネルギーが多いため。

「食べた分だけ動きなさい!」なんていわれますが、食べた分だけ消費できなければ、残りは体内に脂肪として蓄えられてしまうからですね。

ヨーロッパ系の短毛猫(純血種ではなく)など、遺伝的に太りやすい猫さんもいます。

去勢・避妊後の猫は太りやすくなる

多頭飼育崩壊を避けるため、また病気を防ぐことに繋がることから、飼い猫の不妊手術(避妊・去勢手術)をすることは必要不可欠。

にゃーちも我が家に迎え入れる際に避妊手術してもらっています。

その際、獣医さんに言われたのが、「避妊手術をした猫は太りやすくなるから気を付けて」ということ。

繁殖期の猫はパートナーを求めるために行動範囲が広がったり他の猫と争ったりと、消費エネルギーが大きくなります。

また、雌猫の場合は妊娠・出産・子育てのために多くのエネルギーが必要ですが、不妊手術をすることで、それらのエネルギーは不要になります。

にもかかわらず、ホルモンバランスが変化することで食欲は増す傾向が。

エネルギー必要量は1/3ほど低下するのに対して、食欲は18~26%増加するので、猫が欲しがるだけご飯を与えていると、肥満になってしまいやすいんです

フードの与えすぎ

キャットフードの量を、「うちのこは大体この位食べるから」と目分量で与えている飼い主さんは多いといいます。

実は私もそうでした。

最初の頃は出したら出した分だけ食べちゃうような子だったので、フードの量は計っていたんですが、年齢を重ねるうちに食べる量も落ち着いて、そのうち目分量で与えるようになっていました。

でも身体の小さい猫にとって、フードの2~3粒は決して小さなカロリーではないんですよね。

また、猫も飼育環境などからストレスを感じると暴食してしまうことが。

猫は「食べたい」という欲求を自分でコントロールすることはないので、置いてあるフード(置き餌)をあるだけ食べてしまう、多頭飼いの場合は、他の猫のごはんを横取りしてしまうなど、私達が気を付けないと、簡単にカロリーオーバーしてしまいます。

おやつも与えるなら、1日の食事量の1割に留め、その分メインの食事は量を調節する必要があります。

運動不足になりがち

動きたくない猫

日本の環境では、交通事故防止などの観点から完全室内飼いが望ましく、でも行動範囲が限られる屋内では運動不足になりがち。

元々獲物が少ない砂漠にすむリビアヤマネコをルーツに持つ猫は、必要以上にエネルギーを消費しない生き物。

また、シニア期(7歳~)に近づくと、おもちゃへの反応も薄くなり、1日のほとんどを寝て過ごしたり、ごろごろしている時間が増えるので、ますますエネルギー消費量が少なくなります。

さらに加齢とともに代謝が落ちてしまう分、体脂肪が増えてしまうというダブルパンチ。

主従関係を好む犬と違って、飼い主さんが喜んでくれるならもっと遊ぶ!なんてことは基本ありません(笑)

病気が原因の肥満も

稀に、甲状腺機能低下症・クッシング症候群など内分泌系の病気が原因で太る場合もあります。

ですが、それよりも気にしたいのは、実は太ったわけではなく、病気によって腹水がたまっているケースや、妊娠しているケース。

腹水の原因には

  • 感染症
  • 腹膜炎
  • 腎臓病
  • 腸閉塞
  • 肝臓病
  • ガン
  • 心筋症

などが考えられます

食べる量は変わってないのに、急に太ったように感じる場合は、健康診断、獣医師への相談を。

食事量は少ないのに太るのはなぜ?

餌の量が目分量だったとはいえ、キャットフードの袋に記載されている給餌量を超えることはなかったはずなんです。

それでも我が家の猫が太ってしまったのはなぜ?

見直してみると、色んな原因が見えてきました。

カロリー計算が間違ってるかも

キャットフードの製品パッケージには、代謝エネルギーから推奨される給餌量の目安が体重別で記載されています。

この体重というのは理想体重を示しているので、既に太っている猫さんの体重から給餌量を参考にしてしまうと、カロリー過多になってしまうことに。

獣医さんから「5kgは超えないでね」と言われていたので、5kgの猫の給餌量を超えないようにしてきましたが、その時点でカロリー計算が間違っていたことになります。

更にシニア期に突入して運動量が減ったなら、フード量も見直す必要があったわけです。

ダイエットのためのカロリー計算方法は別の記事でご紹介しますね

フードがあってないかも

多くの市販ドライフードには、とうもろこしや小麦、米などの穀物類が含まれています。

そのほとんどは、猫が消化できるように加水分解処理されていますが、元々肉食の猫は、肉や魚のたんぱく質を消化する能力に優れ、逆に穀物類の炭水化物をエネルギーに変える能力は低いといいます。

そのため、エネルギーに変えることができなかった炭水化物は脂肪として蓄積されやすいんですね。

もちろん体質やライフスタイルなど個体差もあるため一概には言えませんが、フードの量が多くないのに太ってしまう、という場合は原材料や成分を見直す必要があるかもしれません。

フードの回数を見直しする

食べる(消化・吸収)という行為にもエネルギーは使われています。

成猫の食事回数は1日に2回、というのが一般的ですが、ダイエットが必要な猫さんの場合、トータルの食事量は変えずに回数を3~4回に分けてみることで消費エネルギーを上げることができます。

ただし、フードのだらだら食いは尿のアルカリ化に繋がり、ストルバイト結晶などの原因になることもあるため、24時間置き餌があるような環境はおすすめできません

運動量が足りてないのかも

我が家の猫が太った背景に、2階建ての家から平屋住宅に引越ししたこともあります。

以前は食事は1階、トイレや寝る場所は2階、というライフスタイルだったので、1日の中で階段の上り下りを何往復もしていました。

ところが平屋に引越してからは、ロフトへの上り下りは多くても1日1階程度、キャットタワーも興味なし、あとは押し入れやソファ、ベッド、洗濯機への上り下りくらいです。

おもちゃもすぐ飽きてしまったり、走らずにその場でじゃれる有り様。

追いかけっこをすることもありますが、それでもリビングと寝室を数回往復して終わることもしばしば。

シニア期に突入&肥満による関節などへの負担も気になるので、ここは無理強いせずに、飽きさせない工夫や、一緒にいる時間を増やしてあげたいな、と思います

置き餌や自動給餌器の見直し

こちらを見る猫

にゃーちの場合、夜起きていることが多くて昼間ほとんど寝ているため、朝ご飯~晩ごはんまでの間は5時のおやつのみ。

だけど夜ごはんのあと、私が寝る前に10gの置き餌をしています。

更に、明け方に自動給餌器から5g×2回の給餌。

置き餌を目分量にしていたり、自動給餌器が正確性に欠けたり、盗み食いが可能だったりすると、1日のカロリー摂取量がオーバーしていた、なんてこともあるかもしれません

健康診断を受けてみる

にゃーちのように、元々野良猫(保護猫)の場合は正しい年齢がわからないこともあります。

そうなると、いつ頃からシニア期に突入するのか、カロリー計算などを見直すタイミングがわからない、ということも。

もちろん獣医さんも経験値で推定されるのですが、健康診断を受けることで、より的確にアドバイスいただくこともできますし、病気の早期発見にも繋がります

猫が太る原因まとめ

というわけで、猫が太る原因、そんなに食べないのに痩せない理由をまとめてみました。

\ 要点まとめ /
  • 避妊・去勢すると太りやすくなる
  • シニア期に入ると太りやすくなる(ハイシニア期は痩せる)
  • 食べ過ぎ⇒摂取カロリーの見直し
  • 運動不足⇒消費カロリーを増やす
  • フードに含まれる穀物(炭水化物)が原因なことも
  • おやつは1日の食事量の1割以内

ダイエットは食事量と運動量をコントロールすることにありますが、単純にご飯を少なくしてしまうと、エネルギー不足から肝機能障害を起こすこともありますし、猫にとって強いストレスとなってしまうことも。

短期間で無理に痩せさせようとせず、長期戦覚悟でじわじわと取り組んでいかなきゃですね!
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