猫好きの皆様、愛猫の体重ってどうやって測ってらっしゃいますか?
動物病院に行った時だけ?
それとも猫を抱っこして自分の体重を引く?
私は自分の体重計を使ってました。抱っこして自分の体重を引いて。
でも知ってます?
人間用の体重計って、ほとんど100g単位なんですよ!
つまりは50.001kgでも50.099kgでも50kg。
ええええっーーーーーー!?(←今まで考えたことなかった)
私の99gなんて大したことないですけど、猫にとっての99gは決して小さな単位じゃないですよね。
猫の体重の測り方にこんな落とし穴があったにゃんて!
そんなわけで今回は「ペット用の体重計を買ったワケ」としてレビューしていきまぁぁす!
猫の体重をちゃんと測りたかったワケ
我が家の猫(にゃーち・推定9歳♀)は只今絶賛ダイエット中で、目標は、5.6kg→4.7kg(5kg以内)へ、およそ900gの減量です。
でも猫のダイエットは難しく、食事量を極端に減らしてしまうと、命を落としかねない危険があるため、1ヶ月に約100g減、約9ヶ月かけて減らしていく計画なんですよね。
となると、100g単位の体重計では、毎月の体重変化を正確に把握することができない!!
ショック!!!
そんなわけで、5g単位で体重測定ができる小型ペット用の体重計、その名も「ペットくん」の購入に踏み切ったのです。
では実際に
- 猫の体重をどうやって測るのか
- キャリーバッグに猫を入れて体重測定する方法
など、ペットスケールの使い方や猫に体重計に乗ってもらう工夫について画像たっぷりで口コミしていきますね。
その前に、どうして900gを9ヶ月かけて減らしていく計画にしているのかについても簡単に説明したいと思います。
レビューだけみたい!って方はスーっと読み飛ばしてください(笑)
猫のダイエット期間と減らす体重の決め方
猫のダイエットは、なんとなくで取り組んでしまうと失敗しやすいという事で、まずはにゃーちの理想体重を求めて、減量すべき体重を出しました。
理想体重の求め方はこちら↓
あくまでも目安にはなりますが、にゃーちの理想体重は4.7kg。
先生にも「5kgは超えないでね」と言われていたので、無理のない体重だと思います。
ところが実際の体重は5.6kg(!)だったので、差し引き900g分の減量が必要ということに。
900gって人間なら1ヶ月で落とせそうですが、単純に私の体重を比率で当てはめてみると、900gの減量はおよそ7.5kg分の減量に換算されます。
命に係わるほどの肥満じゃなければ、7.5kgを一気に落とすのは健康的ではありませんよね。
また、急なダイエットは脂肪肝など猫の命に係わる病気のリスクも。
調べてみると、猫の減量は1ヶ月に体重の2~6%ペースが望ましいとのこと。
無理のないダイエットは、1週間で体重の0.5~1.5%前後、1ヶ月で体重の2~6%くらいを落とすペースです。週2%までは許容範囲と考えられていますが、あまり急激に体重を落とすと脂肪以外の組織が減ってしまう可能性があるため、上限としては1.5%くらいが妥当だと考えられます。
(中略)
急激なダイエットは猫の心身への負担が大きいですし、運動につきあう飼い主の負担にもなりますので厳禁です。
(参考:子猫のへや)
というわけで、1ヶ月100g減ダイエット計画を立て、より細かい単位で計測ができるペット用体重計を使うことを決めました。
猫の体重を5g単位で測れる「ペットくん」の口コミ
「ペットくん」は、20kg以下の小動物の体重を5g単位で測定できるペット用スケール。
私は楽天で買ったんですけど、そのお店は売り切れになっていて今一番安いのはAmazonです。
私が購入した時点での口コミ評価も、星4.52とかなりの高得点!
「ペットくん」の大きさなど
配送も早くて、注文後すぐ届きました。
これが更に段ボール箱に入って送られてきましたよ
単4のアルカリ電池が4つ、くっつけられてます。
※購入先によっては電池が付かないところもあります
サイズは34cm×54cmなので、結構大きめ。
(でもにゃーちが乗るにはさほど大きくはない事をこの時の私はまだ知らない…)
取説は紙1枚(裏表あり)。操作は簡単なほうがいいですもんね。良き。
大きさの感覚がわかるようにちょっと手を添えてみました。
乗る部分はゆるやかにカーブしていて、一番薄いところで約2.8cm、一番分厚い液晶パネル部分あたりでも約4.7cm。
重さの記載はありませんが、割と軽いです。
片手で持てる重さだけど、大きいし持ちにくいから両手で持つ、くらいの感覚ですね。
「ペットくん」の操作ボタンと電池
操作ボタンは全部で4つ。
- ON/OFFボタン(電源)
- 風袋ボタン
- 単位ボタン(kg/g切り替え)
- 表示固定ボタン
単位ボタンや表示固定ボタンがあるところが、ベビースケールとの違いかなぁ。
それぞれの使い方は、このあと実際の操作とあわせて説明しますね
ちなみに「ペットくん」のロゴはシールだったら剥がしたかったんですが、残念ながら吹き付けでした。
裏面はこんな感じ。4カ所の支えと、両サイドの凹みはたぶん持ちやすくするためのものかな、と。
左下にみえる四角い部分が電池BOXになってます。
電池ボックスの蓋を開けると、お?電池を入れる箇所は3か所ですね。
つまり、今回プレゼント頂いた電池は1個余計についててラッキー♪(予備に使ってください、とのことです)
電池まで貰えるのはこちらのお店なんですが、さっきみたら品切れになってました。
>>【★500円OFFクーポン対象】【送料無料&あす楽】ペット 体重計 ≪5g単位≫ ペットくん
「ペットくん」で猫の体重を測ってみよう
ON/OFFボタンを押すと、液晶パネルにブルーのバックライトが点灯します。
数字も大きくて見やすいです。
この時点ではkg表示なので、0.0kgということになります。
左上の単位ボタンを押すと、g表示に切り替わります。
実際の表示は後ほど!
ちなみに、約20秒後に自動で電源オフとなるんですが…
え!自分から率先して乗っちゃうの?(電源オフ状態なんですけどw)
なに?アナタ天才なの?(でも電源はオフ状態)
え!くつろいじゃうの?
どうぞ、測りたかったんでしょ?測ってくださいよ、的な?(でも電源が…)
というか、届いた時は大きく感じた体重計も、にゃーちが乗るとこの通り。
ジャストサイズじゃないの!笑
無理なのわかってるけど、一応ダメ元で電源ボタン押してみるね…?
いや、そりゃそうなるよね!笑
(アタシ、ダイエット必要ないってことだよね?)
そんなバカな。
んもう!測り直しするから一旦降りて!
猫が体重計に乗ってくれない時の対処法①
…
で、降りてもらったら2度とは乗ってくれない、それが猫。
座右の銘は「自由」。
というわけで、我が家の猫クリッカー、またたびの登場です!
\ テッテレテッテーテッテレテッテッテー♪ /
このまたたび、がっつりブラッシングしたときだけのご褒美なので、月2~3回くらいしかもらえないんですが、(普段のブラッシング程度じゃあげない)
手の平にだすときに、爪で容器を「コンコン」と叩いてだすようにしているので、この容器を「コンコン」とするだけで、にゃーちの身体は勝手に引き寄せられるように洗脳されているのです…!!
フハハハハ!
いざ、電源を入れ直して、「コンコン!」
(しかしさすがと初回なので、またたびを少量だして「乗ったらいいことがある」と覚えさせる作戦)
しめしめ。
ブルーのバックライトはすぐ消えますが、測定後の体重は約20秒間表示されます。
え!てか5.495kgってアナタ、痩せてるじゃないの!
体重計が届く前からダイエットしてたもんね!
頑張って運動してるもんね!?
体重を測る際は、絨毯などの柔らかい場所の上はNGです。(固い床の上がベスト)
また、電波、電磁波の近くでの計測も数値に影響がでる可能性あり。
今回、薄いとはいえタイルカーペットの上で測定したのと、Wi-Fiが近くにあったこともあり、後日改めて測り直しすることにしました。
※何度も同じことを強要すると、嫌がってしまうので「無理強いはなし」が我が家のルール。(時に例外あり)
いや、さすがにそれは無理よ。入りませんて。
猫が体重計に乗ってくれない時の対処法②
このペットスケールには風袋機能があります。
風袋とは、箱やキャリー等の重さを差し引いて測ってくれる機能です
やり方は2通りあって、
- 電源を入れてキャリーをおき、風袋ボタンを押し、表示が0gになったらペットを乗せる
- キャリーを乗せてから電源を入れると表示が0gになるので、それからペットを乗せる
②の機能があるなら風袋ボタン要らなさそうですけどね。笑
ちなみに、スケールの表面は少しツルツルしているので、フローリング苦手な子には、専用のペットマットを使ったほうが安定していいのかもしれません。
猫が動いても体重が測れる「固定表示」
やっと体重計に乗ってもらっても、あっちをペロペロ、こっちをペロペロ。
なかなか「ピタッ!」と止まってはくれない、それが猫。
そう、座右の銘は「自由」!!
5g単位ともなると、動かれちゃうとちゃんと測れないじゃないのよアナタ…
なんて心配することなかれ!
「ペットくん」には、「固定表示」という機能がついています。
固定表示とは、ペットができるだけ静かになったタイミングで「固定表示」ボタンを押すことで、測定体重の平均値をだしてくれる機能です
ちょっとわかりにくいかと思ったので、動画撮ってみました↓
猫が動いている間はどうしても数値が定まらないんですが、動きが鈍くなった時に左下のボタンをポチッっと押します。
これはかなり便利!
ただし、平均値になるので、こまめに計測するのがいいかも
ペットくんの収納場所
それなりに大きいペットくんですが、ソファの下とか入るでしょ、と想像だけしてたら、我が家のソファの下には入らず。
立てて隙間収納することもできるんですが、それもしっくりくる場所がなく、結局はベッド下へ。
ダイエットの成果は?その後の体重変化をチェック
先日の体重測定は、測り方に問題があったかもしれないので、改めて体重チェックです。
こちらの記事↓でも紹介してますが、
元々フード量は多くないので、量より質の見直しと、おやつの見直し、そして運動を増やすことを重点的にやっています。
では、いざ!
すると、なんと奇跡が!!!
5,555g!
ゾロ目じゃないの!!(しかも5.6kgからちょっと減ってる)
でも5g単位ともなると、空腹時なのか、食後なのか、はてまたトイレ後なのかによって、数値にも変化がでるはず。
同じ時間に測るのがいいんですが、トイレの時間はきっちり24時間じゃないんですよね…
そこで、またしても日を改めて乗って頂くと…
5,555g⇒5,485g。
やっぱり減ってる!頑張って運動してるもんね!
…って、ん?
ねぇ、ちょっとズルしてない?(しっぽの分、稼いでない?)
怪しいからちょっと測り直しね。
もうちょっと中央に寄ってもらって…
結果は5,545g。やっぱズルしてたな?笑
乗る位置や動きによって、連続で測っても同じ数値にならないことも。キャリーバッグ嫌いじゃない子なら、バッグごと測ったほうが正確にできそう(にゃーちはキャリー大嫌い猫)
や、痩せてる(かも?)
またまた後日測定。
またたびのキャップを開けなくても、きれいに乗ってもらえました!えらい!
5,545g⇒5,525gと、20g減!
表示固定ボタンを押したところ、5,520g表示になったので25g減ってことにしておきましょw(このあたりはどうしてもブレがでます)
体内の水分状態とかうんちの状態とかもあるかもだけど、最初の5.6kgから増えてはないからえらい、えらい。
(褒めるなら早くそのまたたびのキャップを開けなさいよ、の目)
いやいや、1ヶ月で100g減だよ?道のりはまだまだ遠いからダメよ。
見事にふてくされてしまいました…
さすがと数回に1度はまたたびのキャップを開けないと、乗るのを渋るようになっちゃいそうです。
またしても後日測定↓
5,525g⇒5,515gで10g減。
やだ、私達ダイエット上手なんじゃない?(太らせた時点でアウト)
だって、頑張って遊んでもらってるもの。
観てってください、この努力(笑)↓
猫の体重を測る時間(タイミング)はいつがいい?
よいペースで体重が減ってきているように思えますが、この翌日、朝食直後に測ったら5,550gでした。
チーン。
まぁ、夜と朝に食べた分が反映されちゃいますよね。(あとうんちのタイミングも)
※あまりにも振り幅が大きいようであれば、色んな物体を使ってみて、初期不良でないかどうか確認してみてください。
体重っていつ測るのがより正確なんでしょうね?
人間の場合は、「朝起きて、排尿した直後の体重」が「基礎体重」となるそうです。(1日の中で最も体重が軽くなるタイミング)
にゃーちは朝夜逆転してるので、一番お腹が空いた状態になる17時のおやつ(ナチュラルキッス10g)の前が基礎体重に一番近いのかな、と思います。
というわけで、この日改めて17時のおやつ前に体重測定してみたところ、5,535gでしたー!!よかったぁぁぁぁ…
ダイエット通告されてから3ヶ月なので、よいペースで頑張れてるんじゃないかな♪
「やれば、できる」
総評:「ペットくん」購入してよかった!
5g単位で細かい体重推移を確認できるようになったので、
- 今のフードで様子を見てみよう
- おやつをもうちょっと減らせるかな
- 運動量はこれくらいで大丈夫そうだな
といった、ダイエット計画の調整がしやすくなったと感じています。
私の体重計より倍以上大きいので収納場所が必要にはなりますが、それ以外のデメリットがなく、総じて購入して良かったですね。
特にハイシニアの猫さんは、体重の増減で体調変化に気付けることもあるので、ダイエットの必要がなくても、ペットスケールがあることで健康管理に役立ちますよ。
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