完全室内飼いの猫とはいえ、病院に連れて行ったり、災害時は一緒に連れて非難する必要などもでてきます。
そこで必要になるのが猫用のキャリーバッグ。
今回でキャリーバッグの購入は5回目となり、もう失敗したくない!という気持ちもあり、考え抜いて選んだバッグが、リュック型の猫用キャリーバッグ『Liscio(リシオ)』。
100点満点とはいかないものの、猫を入れやすい特許出願中のフラップ構造や、背負っても底が傾きにくい水平構造など、今までの失敗点を補ってくれる機能が満載。
猫のキャリーバッグに迷っている方はぜひ、参考にしてみてくださいね。
猫用キャリーバッグ『Liscio(リシオ)』を選んだ理由
⇒猫用キャリーバッグ アドメイト Liscio CAT リュックキャリー(グレー ネイビー)
にゃーちを家に迎え入れることにしてから、バスケットで始まり、ソフトキャリー、ハードキャリー、カートタイプと「あれはダメ」「これもダメ」とキャリーバッグジプシーしてきて、今回5度目の買い替え。
今までの経験を活かし、
- 底がしっかりしていること
- 非常時に猫を入れて背負って逃げられること
- 猫が手を外に出せないこと
- 1人でも猫を入れやすい(フタを閉めやすい)こと
- あまりメッシュ部分が多くないこと
- 色やデザインが派手でないこと(できる限りモノトーン)
- できれば1万円以内で買えること
以上の7点をクリアしていることを条件として探しました。
猫の体格や性格で、キャリーバッグを選ぶ基準はそれぞれ違ってくるかと思いますが、にゃーちは体重5.6kgなので、とにかくしっかりしていること。
でもハードキャリーだと、
- 万が一災害に巻き込まれた際に背負って逃げられない。
- 扉(檻)から手が出せるタイプは、出ようともがくにゃーちの爪がボロボロになってしまう。
というデメリットもあり、更に
- びびりなのであまり外が見えないほうがいい。
- 1万円以内でシンプルなモノトーンカラーを選びたい。
という条件まで追加して見つけたのがリュック型キャリーバッグのLiscio(リシオ)です。
外寸は35cm×38cm×30cm、内寸は33cm×35cm×28cm。
(幅×高さ×奥行)
適応体重は~8kgまでとなっています。
少し高さのある大き目な角形リュック、といったところですね。
比較的新しい商品で、まだレビュー件数は少ないものの、評価が良い点も決め手になりました。
オールグレーが私の理想だったので、OPPOのミュナ(最後にご紹介しますね)と迷いに迷ったんですが、お値段と猫の入れやすさを優先してリシオに決定。
届いた様子から細かくレビューしていきます!
リュック型猫用キャリーバッグ、リシオが届きました
ちょ、ちょっと、レビューするんだからどいてくださいっ)
届いた箱は大きいですが、布製リュックなので軽いです。
緩衝材で覆われてますが、割れ物ではないのでぎゅうぎゅうに詰め込まれているわけでもなく、ゴミは少なくてすみました。
キャリーバッグは折りたたまれてビニール袋に入った状態になってました。
袋から出して横からみると、こんな感じ↓
中には付属品の底板が入っています。
乾燥剤も入っていたので、取り忘れないように…
リュックの内側にポケットなどはなく、脱走防止具がついています。(表地、裏地ともにポリエステルです)
(手が眩しく映っちゃってごめんなさい。チカチカ)
可愛いイラストの説明書が、ファスナー部分につけられていました。
リュックの外観をチェックしていきます↓
背中に当たる部分、ショルダーストラップの内側は、蒸れ対策のメッシュ素材。
ショルダーストラップはしっかりとした厚みがあります。
背中に当たる部分の下2か所はポケット仕様。
上の部分はポケットではなかったです。…汗かく時期にタオルを挟んだりするとか?(違うか)
ショルダーの長さ調整はスムーズにできますが、猫を背負った状態で調節しないこと。(注意書きにもあります)
そして、ショルダーストラップが肩からずれないように固定するチェストベルト付き。
↓この部分の持ち手は、リュック単体の移動や引っ掛けておくためのもので、猫を入れた状態での使用はNGです。
(持ち手の下にあるマジックテープはあとで解説しますね)
持ち手はサイドハンドルのみ。つまり猫を入れた状態では両手で持つか、背負うか、あるいはリュックごと抱えるか、となります。
肩掛けや片手持ちができないことがちょっとネックで、迷った部分でもあります。
でもまぁ、今までのキャリーバッグも結局は両手で抱えることになってたので、ここは目をつぶることに。
片側のサイドには折りたたみ傘や水筒用のポケットがついてます。
ファスナーを開けると、容量が増える構造。
500mlペットボトルも入ります。(誰?KIRINの回し者がいるわね?!)
キャリーバッグの底面は、床置きする際に便利な鋲がついてます。汚れを拭き取りやすい生地になっているのも嬉しいです。
猫用リュック型キャリーバッグLiscio(リシオ)の組み立て
じゃあ、リシオを組み立てしていきます!
え?組み立て…?(何を?)
というのはちょっと大げさで、実際は付属の補強板を3か所にいれてくだけです。
まずはこのパーツ。
リシオ最大の特徴でもある、フタのフラップ部分になります。
↓ここんとこに入れるんです。
フラップ部分の内側に、補強板を入れる穴があいてるので、上の画像の向きのままいれていきます。
シャキーン!
反対側も同様に。
クテッとしてたのが…シャキーン!
クテッとしてたのが…
シャキーン!
補強板様様です。笑
そして最後の一枚は、リュックの表側の裏側へ
↑この長方形の補強板を、↓この部分の内側にいれます。
↓こんな感じのイメージでね。
リュックの内側に差し込み口があるので、そこから…むぐぐ。
フラップの2枚と違って、これはなかなか手ごわい!(サイズぎりだから)
そうか、口コミにあった「板が入れづらい」はこのことですね。
少しずつ入れていけば大丈夫でした。
続いてこちらは底板↓
リバーシブルになっていて、片面はクッションとして使えて、上の画像のゴムバンドは裏側に回すと、ペットシーツやタオルを挟むことができます。
↓ゴムバンド回す前に写真とってしまいました…
底板は凹むようにカーブした部分が背中側になります。底もたわまないし、背中にフィット。
(ゴムバンドの向きが間違ってます…恥ずかしい)
以上で組み立て終了、完成です!
テッテレー
猫を入れやすく、ファスナーを閉めやすい!特許出願中のフラップ構造とは?
今回、リシオのキャリーバッグを選んだ一番の決め手はこれ↓
説明が難しかったので説明書の画像をお借りしましたが、キャリーバッグを嫌がる猫は、とにかくバッグに入れてフタをすることが大変。
逃げだそうとする猫を防ぎつつ、チャックを閉めなきゃならないので、一人でやるとまぁ大変。それに、猫の毛やヒゲをうっかりチャックで挟んでしまいそうで怖い怖い…
リシオのキャリーバッグは、フタをフラップ構造にすることで、「フタを閉める」→「チャックを閉める」と流れ作業のようにスムーズに開閉できるんですね。
できれば実践してみたいのですが・・・
「にゃーち!ちょっと手伝ってくれない?」
↓↓↓
・・・無言の抗議。
しょうがないので、にゃーちの友達、「にゃもち」にお手伝いしてもらいますね。
例えば、にゃーちがまだ体重3kgの頃に使ってたキャリーバッグだと…
にゃもち:「ちょ、やめろよ!なにすんだよ!閉めんな!出せっ!むぎゅっ・・・」
となっていたのが、リシオのキャリーバッグだと…
にゃもち:「ちょ・・・」
フタ:ぱたん
ファスナー:ジーーーーーッ
はい、確保。
片手でフタを押さえて、片手でチャックを閉める。完璧。ニヤリ。
キャリーバッグリシオは外から猫の様子が見える?
リュック型とはいえ、中の猫の様子が確認できたほうが安心ですし、換気も必要。
リシオは3か所がメッシュ構造となっていて、中の様子を確認することができます。
まずは上部、フタの部分。
ファスナーを開けると、メッシュ状の窓がついています。(ここからの出し入れはできません)
開けたフタ部分はロールアップして、持ち手の下部分についているマジックテープで固定できます。(あ、このためか!)
あと2か所のメッシュは両サイドに。
フタ側のメッシュ素材は、しっかりした布生地?ですが、サイドメッシュはもっと固い樹脂のような素材になってます。
フタ側のメッシュ↓
サイド側のメッシ…違ったメッシュ↓
(横向きになってます)
ついでに完成形の外観もどうぞ↓
メッシュ部分の面積が狭いことも決め手の一つ。
あ、こっち側のサイドにはファスナー付きポケットがついてます。
正面にも、大容量ポケットと小物をフック掛けできるループテープがついてます。
完全にキリンレモンの回し者ですね。
猫用リュック型キャリーバッグLiscioの臭いは?
キャリーバッグやキャットタワーを購入する際に気になる点の一つが商品の臭い。
バッグから強烈な臭いがしたり、なかなかとれなかったりすると、そこに猫を入れるのも不安になります。
リシオも、開封直後は新品の布製品特有の臭い、みたいなのがしっかりありました。(ちなみに私は無臭を好むので厳しめにジャッジ)
組み立てた後は、しばらくふたを開けた状態で放置する必要を感じます。
ところがうちのお猫様はというと…
ふんふん、さっきからこれを作ってたのね。
え?匂い?それがどーしたの?入っていい?
なんで入るのかって、そりゃぁそこに穴があるから・・・
暗くていい感じに広々だわー(横向きなんだからそりゃそうだ)
縦置きでも誘ってみたんですが、嫌な予感がするのか入ってくれませんでした。(どうせ慣れないのだから、無理強いはなし)
(でもあたしやっぱりこっちのほうが好きだわー)
購入から2週間、とくに風通しがよい場所に置いていたわけじゃないんですが、バッグに顔を突っ込んで嗅ぐと匂いはするものの、気にならないほどの状態になってました。ほっ。
猫用リュックを前で抱えるのは危険!
リュック型の猫用キャリーバッグは自転車で動物病院に行くとき以外にも、非常時(避難時)の利用を考えて選ぶ人が多いと思いますが、じゃあ非常用リュックは…?
中には、非常用リュックを背負って、猫リュックは前で抱えるつもり、と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、前後の厚みがある猫用リュックを前に抱えると、足元が全く見えずかなり危険。
早く逃げなきゃいけないのに、段差に気付かずつまづいたり転んだりするリスクがあります。
リシオのキャリーバッグも、前に抱えての移動はしないでください、と記載があります。
実際に前に抱えてみた目線はこんな感じ↓
足元は全くみえず、1m先のにゃーちがやっとみえます。
猫用リュックは背負って、非常用リュックをショルダーバッグやトートバッグに変える、あるいは家族と荷物をまとめるといった対策をとってくださいね。
今回購入したリュック型猫用キャリーバッグのメリットデメリット
今回購入したリシオのキャリーバッグについては、次のようなメリット・デメリットを感じたのでまとめてみました。
Liscio(リシオ)のメリット
- フタが閉めやすく、一人で猫をキャリーバッグに入れやすい
- 背負っても底が水平になる構造で猫が安定する
- 中が広く、底板でしっかり猫を支えてくれる(~8kgまで)
- モノトーンカラーで男女問わず使いやすい
- ザ・猫用キャリーバッグ感がない
- 1万円以内で購入できる
やっぱり大きいのは猫を入れやすい構造になってること。
そしてちょっとおデブめなにゃーちでも窮屈にならない大きさがあること、モノトーンカラーでペットグッズ感がないことも気に入りました。
Liscio(リシオ)のデメリット
- 肩掛け(ショルダー)ができない
- 猫を入れた状態で片手で持てない
- 簡単に折りたたみできない
車で(1人で)移動させることを考えると、やはり瞬間的に片手で持てること、あるいは肩にかけることができたほうが便利だな、と思います。
そこは、ショルダーベルトをサイドハンドルにつけることで解消しようかな、と考えています。(あくまでも一時的な利用として)
あとは、キャリーバッグを出しっぱなしにしたくない人には不向きかな、と。
フラップ部分の板と底板を抜けば多少折りたたむことはできますが、劇的にコンパクトにはなりません。
だからこそ、なるべくシンプルなデザインのものを探してリシオを選んだんですが、このデメリットで他にも迷った商品があるので、紹介させてくださいね。
他に迷った猫用キャリーバッグはこれ!
リシオと最後の最後まで迷っていた猫用キャリーバッグがこちら↓
OPPO muna オッポ ペットキャリア ミュナ リュックキャリーです。
気に入ったところは、
- リュック、ショルダー、手提げ、キャリーカートにセットできる4WAY仕様
- シンプルなデザインとカラーで、出しっぱなしにしていても気にならない
- ~10kgで、硬めのEVA素材でしっかりした底
- 室内ではハウスとして横置きでも使える
といった点。
いまだに非常用じゃなきゃこっちも欲しいな…なんて思ってるくらいです。
(大きな決定打となったのはお値段だってこと、にゃーちにはナイショにしておこう…)
猫用リュック型キャリーバッグLiscio(リシオ)口コミまとめ
というわけで、画像たっぷりすぎでリュック型猫用キャリーバッグをレビューしてみました。
猫グッズは、どうしても猫様の好みがあるので、選ぶ判断が難しいことが多いのですが、なにかしら参考になれば幸いです。
実際のところ、にゃーちの場合はやっぱりキャリーバッグへの入れやすさで選んでよかったなって思ってます。
ひっかいたり噛みついたりはしないんですが、チャック閉める時に普段では考えられない俊敏さで逃げようとしますからね…。
使うことがあまりないことを祈ります。
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